1人社長に税理士は必要なのか?
1人社長だけど、税理士は必要なのか?
1人社長の中には、税理士に顧問を頼むかどうか、悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「1人社長でやっている会社の規模で、税理士に頼むメリットはあるのか?」
「税理士報酬は高いんじゃないか?」
税理士に依頼すると顧問報酬の支払いが発生します。しかし、専門家の税理士を頼って頂くことで、それ以上のメリットがあると考えております。
1人社長が税理士に頼むメリット
1人社長が税理士に頼むメリットには、次のことが挙げられます。
(1)会計から解放される
(2)事業に専念できる
(3)正しい節税
(1)会計から解放される
税理士に頼むことで、会計上の悩みをいつでも相談できるので、会計の処理の仕方に悩むこともなくなります。また、作成した試算表の見方が分からない方もおられると思います。税理士に依頼すれば、会社の財務状況など、会社経営に必要なことを分かりやすく説明してもらえます。
また、経理をご自身で行っている社長様は、税理士に記帳代行を依頼すれば、会計業務を手放すことができます。その為、経理の担当者を雇うほどではない、しかし、自分でやるには時間がない、そんな方は記帳代行を利用してみてもいいかもしれません。
(2)事業に専念できる
税理士に顧問を依頼することで、会計上の悩みや会計業務を手放すことができます。そうすることで、社長様は事業に専念することができます。1人社長は、経営者として事業だけに集中したいと考えると思います。その為、税理士にサポートを依頼することで、会社の発展に繋がります。
(3)正しい節税
会社を経営していく中で、節税はどの社長さまも興味を持たれるところだと思います。しかし、正しい認識を元に行わなければ、「節税」のつもりが「脱税」だったということになりかねません。
節税のつもりが、誤った知識で「脱税行為」を行った結果、税務調査で重いペナルティをとられるケースもあります。正しく節税するためには、専門家の税理士を頼った方が得策だと思います。
1人社長が税理士の顧問を躊躇する理由
1人社長が税理士への依頼を躊躇する理由は大きく分けて二つあると思っています。
(1)顧問報酬は高い
費用負担で税理士に頼むことを躊躇されている方も多いと思います。たしかに、自前で全て行えば、費用負担が安く済む様にも考えられます。しかし、税理士に依頼することで正しく節税が行えれば、顧問報酬を超える節税効果が得られるケース(費用負担<節税効果)もありますので、必ずしも顧問報酬は高いと言い切れません。また、税務のことを税理士に頼むことで、社長様は事業に専念していただけますので、顧問報酬以上の成果が事業で出せるのではないでしょうか?
また、顧問報酬は税理士事務所によって違いますが、安さが売りの税理士事務所では、会社経営のアドバイスどころか、節税アドバイスもないところがあります。先日も、現在依頼中の税理士事務所に不満を抱くという、設立後10年以上の会社の社長様が弊所にご相談に来られました。この社長様は、格安の税理士事務所に顧問を依頼していて、顧問税理士と毎月打合せをしているにもかかわらず、節税アドバイスが全く無く、毎年多額の税金を納税し続けている状況でした。このケースでは、顧問報酬が格安で費用負担を抑えられましたが、必要以上に多額の税金を納税している分、結果として、費用負担が高くなっているケースと考えられます。
税理士は、格安な税理士事務所を選択するのではなく、正しい節税や会社経営をサポートする標準的な税理士事務所を選ばれた方が、社長様のメリットは大きいと思います。
ぜひ、社長様は本当の意味で自分をサポートしてくれる税理士を見つけていただきたいと思っています。
(2)税理士は相談しづらいのは間違い
税理士は相談しづらいと言われる方に時々お会いしますが、それは間違いです。税理士は決して相談しづらい相手ではありません。むしろ、社長様をサポートするパートナーのような存在です。何でも話せる、気楽に話せる、そんな税理士が顧問でいれば、社長様の力になると思います。
まとめ
1人社長の会社は、社長様が事業に専念できる環境が必要です。そして、会計や節税を正しく行うためにも、専門家である税理士を頼って頂きたいと思っています。今後発展していくために、良きパートナーとなるような税理士が必要とされていると思います。
ご自身の事業の発展のために、良きパートナーとなる税理士を見つけてください。